わたしのなまえは


今回は送水口に付けられたプレートのうち、赤い札ではなくその身に名前が刻まれたタイプのバリエーションをご紹介します。




  • 「送水口」1

まずは一般的なプレートです。
文字の部分が掘り出され、手前に盛り上がっています。
緑青が輪郭を浮かび上がらせていて、ぼんやり光ってるようにも見えます。
\ 扇 形 / になったプレートの形もいいですよね。





  • 「送水口」2

こっちは凹ませた文字のところを赤い色で塗りつぶして、視認性を上げる工夫がされています。
ほぼ正円のプレートが、きれいに壁と融合している様子は見ていて飽きません。
はがれかけたメッキも渋く、将来を期待させてくれます。





  • 「送水口」3

私はこのプレートを見て、ブルボンの『アルフォート』というお菓子を連想しました。
質感といい、色といい、なんとなく食べたらおいしそう。
送水口の蓋の形もふっくらとして、少し変わっています。





  • 「STANDPIPE」

拙ブログと同名のプレートを掲げた送水口です。
夏場に撮ったのでコントラストが強いです。
この写真だけ見せれば、ハワイにでも行ったように見えるかな…。
ところで送水口の英語表記は、これ以外にもあります。





  • 「SIAMESE CONNECTION」

日本語読みをすると「サイアミーズコネクション」。
双口送水口のことを表しています。
しかしここでいうSIAMESEが、いわゆるシャム双生児を連想させるという指摘もあるようで、アメリカでは「STENDPIPE」を使用するように変わってきているとか?





  • 「サイアミーズコネクション」

見えにくい角度で申し訳ないです。*1
こちらはカタカナバージョン。
日本でもこの呼び方が定着していた証拠、と言えるかもしれません。




  • 「導水口」

撮った時は気が付かなかったのですが、今回の記事を書くにあたって写真を整理していたら発見しました。
「導水口」で画像を検索しても、送水口的な形状の装置の写真は出てこないので、これはけっこう珍しいのではないかと思います。
蓋が片眼鏡のようになっていてキザな印象です。



こいつの格好良さもなかなかのもので、上から見ると蓋が余分に置いてあったり、パイプが小文字のy字形っぽくなっていたりで、とても観察しがいがあります。






いろいろありますねぇ。
デザイン処理の仕方、凹凸、色、書体、呼び方、などなど、プレートは分類するのが大変そうです。
だから今は分類する気ないんですけどねー。





  • おまけ

一方、採水口には「WALL HYDRANT」という呼び方もあるようです。(画像下)
この画像は友人のbarubabaさんに提供していただきました。
ありがとうございます!
私はまだ見たことがないので、機会をみて探しにいきたいと思います。



  • ついでに告知

Twitterをやっていて、なおかつ送水口に興味のある方は、ぜひハッシュタグ#standpipe 】を覗いてみて下さいな。

*1:自転車どかしたい