単口おばけ


単口みーっけ、とうきうきしながら近寄って、思わず悲鳴を上げそうになった。


なんか様子がおかしい…


どぅ〜ん

うわー!一つ目おばけ!
ではなく、なんと口の中に木のようなものが埋め込まれていた。
よく見ると布も巻かれているようだ。
フタの名残?のようなべったりとした素材も気になる。


見慣れない異物感に背筋がぞわぞわ寒くなる。



口の上部はややへこんでいた。
妖怪っぽさに拍車がかかる。
よくお寺とかの古い石塀に苔がついて、そこから植物が生えてるのを見かけるけど、
この送水口からも草が出たらちょっと癒し系に寄っていいんじゃないだろうか。
いや、私にとってはどの送水口も癒し系だ。



真横から見ると中身がちょっとはみ出していた。


ちなみにこの建物は東京大西造花装飾さんという会社が入っているので、*1
やろうと思えば草を生やすどころか、枯れ送水口に花を咲かすことも容易いはずである。

*1:ここです。自社ビルかな?送水口はマダムで隠れている。